いつか花咲くその日のために、日々土を耕すのが「保育」
こんにちは。スタディング保育士講座講師の関谷万里以です。
「保育」や「保育士」に興味をお持ちいただきありがとうございます。
私は30年以上保育に携わっており、保育の魅力を日々感じております。
保育士は、子どもにとって大変身近な存在であり、子どもの人生に大きく影響を及ぼす可能性のある立場でもあります。そのような責任のある保育士という職業に、なぜ私は魅力を感じるのか・・・。それは保育士ならではの特権があるからです。
保育士の特権とは
保育園で子どもに「この人(保育士)じゃなきゃダメ」と、必死にしがみつかれる時、これほどまでに一人の人(子ども)に必要とされる存在になれたことに幸せを感じます。
また、子どもと過ごす中で、保育士になってよかったと思える瞬間が多々あります。その例をひとつお話します。
1歳で入園したTくんが卒園式の日、2歳児クラスまで担任だった私に手紙をくれました。そこには
「ぼくの さいしょのせんせい ありがとう」
と、覚えたてのひらがなで書かれていました。
この手紙を読んだ時、「私がこれまで保育を頑張ってきた理由はここにあったのだ」と、とても報われた気持ちになりました。
これはほんの一例です。保育士は、子どもから多くの学びと癒しと幸福感をもらえるという特権があるのだと私は思います。
保育とは愛情を込めて土台(環境)を耕す(整える)こと
保育士は残念ながら、子どもが将来どのような花を咲かせる(大人になる)かは見届けられません。
ですが乳幼児期の保育は、将来咲くであろう花に思いを馳せ、子どもたちの土台(環境)を耕し整える仕事です。その子どもの人生の最も重要な時期に関われる保育士という職業に、私は誇りを感じております。そして、これから保育士を目指されるみなさんにも、ぜひ感じていただきたいと思っております。
合格の反対は?
みなさんは「合格」の反対は何だと思いますか。
合格⇔ ?
合格の反対は「不合格」ではなく「諦めること」です。
そして保育士試験は、諦めなければ合格できる試験です。
合格ラインは、6割以上です。100点満点の試験科目であれば、60点以上で合格です。無理に満点を目指す必要はありません。これは苦手な分野を学習せずに捨ててよいという意味ではありません。ただ、保育士試験で無理に満点を目指そうとするよりも、負担の少ない学習で1日でも早く資格を取得し、保育の場で目の前の最新情報にふれながら勉強を続けた方がよいからです。
スタディングでの学習は、試験に必要なインプットとアウトプットの学習がバランスよくでき、効率的に勉強を進めることができます。スタディングでの学習にて、1日も早く、一人でも多くの保育士が誕生し、子どもたちのもとへ向かわれることを心より願っております。
いつか出会えるかわいい笑顔の子どもたちを想像しながら、一緒に楽しく資格取得を目指しましょう。